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エクスパンシス
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Wednesday, October 8, 2014

Xperia Z Ultraと自炊本 / Scanned Books Meet Xperia Z Ultra

Xperia Z Ultraと自炊本の相性が良すぎる


我が家には本がほとんど無い。巨大な本棚は数年前に捨ててしまった。あるのはA4サイズを超える大型本のみで、それ以下のサイズの本で手元にあるのは子供の絵本くらいだろう。本に限らずほぼ全ての書類はScansnapにてスキャンされてデジタル化され、RAIDドライブとクラウドに保存されている。では、デジタル書籍の購入はというと、普通に値段が高いし、フォーマットは各社バラバラで将来の利用に若干不安があるし、それなら古本を自炊したほうがいいかも…という考えで、まだ買ったことがないのだが。で、その自炊した本はこれまではiPhone 5で読んできたのだが、やはりあの画面サイズで本や漫画を読むのは少々疲れるし、無理しながら読んでる感は否めない。

しかし、そうした苦痛も昨日までの話。今回iPhoneから乗換えたSONY Xperia Z Ultra C6833ではこれまで感じていたストレスは"ゼロ"になった。6.44インチの画面に映し出される小説、漫画、ムック本、写真などの書籍や文書の全ては拡大表示すること無く、ビューアで開くだけでノーストレス閲覧が可能。本体の大きさも片手でしっかり持てるサイズだし、比較的手の小さめな私の妻でも問題ない。人によっては重いと思う人もいるかもしれないが、ハードカバーの本よりは間違いなく軽いと言える。

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PDFビューアの選択


自分の持っている自炊ファイルの形式は全てPDFでEPUBといった他の圧縮形式は採用していない。理由は特に無いのだが、PDFが将来なくなるとは到底思えないし、何よりハンドリングが楽なことが最大の理由の一つ。よって、数あるビューアの中からPDFが見ることが出来るアプリを選ぶことになる。

iPhoneの時に常用していたビューアはGood ReaderSideBooksだったが、AndroidでもSideBooksはGoole Playでダウンロード可能なようだ。その他数あるソフトも色々調べてみたが、まずは自分がPDFビューアに求める条件をまとめてみた。

1. 右綴じで読めること。(左から右へめくる)
2. 書棚風のサムネイル表示。どうでも良さそうだが雰囲気が出る。
3. 本体ストレージには一切データを入れておらず、入れる予定も無いため、SDカードにある任意のフォルダのデータを読む事ができる。
4. ページをめくるギミックがあればなお良し。
5. フリーでもペイドでも良いが。試用期間あればなお良し。

といったところ。この内、右綴じで読めるというのが意外に難しく、星の数ほどあるPDFのビューアのうち相当数がこの条件で脱落し、有名ドコロのアプリでも意外に対応していなかったりする。そうした中で最終的に選択肢に残ったのが以下の3つ。


Perfect Viewer 


上記の条件をほぼ完璧に満たすのはこれくらいしか見当たらない。現在のところ最強のPDFビューア。正確にはPDFビューアではなく、様々な形式に対応したファイル・ビューアのようだ。実はインストールした直後ではPDFファイルが全く表示されないため、少々ビックリするが、提供元が配布するPDFプラグインをインストールすればPDFの閲覧が可能となる。

初期設定のアシスタンスに従ってセットアップすれば直感的に使い始められる。インターフェースも容易で取っ付き易いが、実は使いこなせないほど細かい設定が出来る高機能アプリでもある。画面をタップした場所によって様々な機能を呼び出せるように画面が分割されているが、覚えるのも大変で面倒だし、読むことに集中したので自分の場合は簡単な3分割で使用している。

 

任意のフォルダを書棚のマイホームに割当てる事が出来るため、今回はSDカードに作成した[Books]フォルダとした。操作感も表示の早さももたつく事無い軽さで、肝心の右綴じにも対応。書棚のデザインもシンプルで秀逸。左上のようにBooksフォルダ内のPDFのファイルをサムネイル表示することも出来るし、Booksフォルダ内に自分でフォルダを作って管理する人は、もちろんフォルダ階層に忠実に表示される。

これと言った欠点は見当たらない秀逸アプリでこれでフリーというのが信じられないくらい。一応、有料版もあるが違いは殆ど無いと言ってよく、暫く使って見た後、感謝の意味を込めて有料版を買おうと思う。その他の細かいところだが、右綴じ・左綴じの変更アイコンをクイックバーに置いてくれれば、本毎に個別設定ができて便利。後はページめくりのギミックがあれば気分的にも最高で言うことなしなので、今後の改良に期待したい。



SideBooks ★☆

iPhone時代から使っているPDFビューア。デザインも秀逸で表示も軽い。一番の特徴であるページめくりのギミックが如何にも"本を読んでいます"っていう雰囲気を出している。

どっちが先かは分からないが、書棚のデザインもPerfect Viewerと同様のシンプルなデザインで分かり易い。また、書棚の中でフォルダを作成できる機能を採用したことで、書棚の中に表示されている本の表示が縦と横の2つとなり、書棚らしい雰囲気をより一層醸し出すとともに、容易に読みたい本にたどり着きやすくなった。


Perfect Viewerに負けず劣らずの秀逸なソフトなのだが、唯一残念なのが、スマホの本体ストレージに作成される"sidebooks"というフォルダに入っているファイルしか読み出せないこと。

ファイルエクスプローラ系のアプリでSDカードから対象の本を選んで開く際にSideBooksで開けば、ファイル自体がSDカードから"sidebooks"フォルダに自動でコピーされるので、コピー作業それ自体は意識して行う必要がないし、本体メモリの容量が気にならない人は、最初から"sidebooks"フォルダにPDFファイルを放り込めば良いのだが、自分の環境下ではこの点だけが唯一の不満点。



Adobe Reader ★☆☆


PDFの本家であるAdobe純正のビューア。しかし、純正だからといってどうのこうのも無いし、これといった優位点も見当たらない。

ただ唯一気に入ってるのは、内部・外部ストレージを問わず、PDFファイルを自動で検索し、一覧に表示してくれること。よって、インストールした後に立ち上げるだけで、フォルダーごとに分類して表示してくれるので、いちいちホームフォルダやファイルの場所を探す手間が省けて非常にありがたい。この辺は、ハンドリング対象のファイルをPDFに絞っているだけあって、他のアプリとは一線を画する。

しかし、遊び心の欠片もないアプリで、書棚サムネイル表示機能もページめくりギミックも実装しておらず、恐らくこれからも実装しないだろう。画面全体のデザインやアプリのアイコンなどからも分かるが、質実剛健的なアドビらしいお固い雰囲気が漂っている。



Perfect Viewerかな...

個人的にSideBooksのページめくりギミックが大好きなので、同アプリにホームフォルダを自由に変更できる機能、もしくはAdobe Readerのように本体内の全てのストレージにあるPDFファイルを検索表示する機能が実装されれば完璧なのだが、実際にはPDFのみならずEPUBやZIP、RARなどを使っている人もいるだろうし難しいところかもしれない。しかし、Perfect Viewerの痒いところにまで手が届く設定はSideBooksのそれをはるかに凌ぐ。特に問題が無い限りPerfect Viewerを中心に使い、時折SideBooksのアップデートを定期的にチェックしたいと思う。

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Wednesday, July 18, 2012

ScanSnap S1500とEvernoteで名刺管理 #2 / Business Card Management #2

Adobe AcrobatによるOCR処理

スキャンした名刺のPDFファイルにAdobe AcrobatでOCRをかけて、テキストを認識させ、検索が容易にします。というか、これをしなければ名刺をスキャンスナップで読み込む意味がありません。なお、Adobe AcrobatはOCR作業を行う際に同時に圧縮をかけてファイルサイズを小さくする事が出来ます。これによって劇的にファイルサイズが小さくなるようですが、たまにファイル画像が歪んだりと悪さをする場合もあるので、私の場合はこの機能は外しています。
OCR処理と言っても数回クリックするだけです。Adobe Acrobatのツール>テキスト認識>複数のファイル内からOCR処理をかけたいファイルを選択して、下のウィンドウを開いたらファイルをドラッグ&ドロップ。


OKをクリック後、出力オプションを設定。OCR処理後のファイルを別名で保存することも可能ですが、ここでは不要でしょう。


で、PDFの出力形式を『検索可能な画像』とした場合は、ダウンサンプルのレートを選択します。前述のとおり、この選択に如何でファイルのサイズが劇的に変わりますが、表裏両面の名刺を今回紹介した設定でスキャンすると300KB/1ファイル。片面だと約半分ですから、Evernoteの無料アカウントでも最低200枚前後/月は放り込めます。なので、基本的にファイルサイズは考えなくて良いかと思います。OCR処理完了後はEvernoteにアップロードします。


Evernoteにアップロード

Evernoteのアカウントがある前提です。まず適当な名前で新規ノートブックを作ります。もちろん、WEBとシンクするノートブックです。次にOCR処理が完了した名刺のPDFファイルを、先ほど作ったノートブックにドラッグ&ドロップします。これでEvernoteに保存完了です。名刺の表示もEvernoteらしく画像サムネイル付きで見易く良い感じです。


次に検索機能です。私の場合Evernote無料アカウントなので、PDFファイルに対するEvernoteのOCR機能を使えないということと、後述するGoogle Driveでの検索もあって、Adobe AcrobatでOCR処理をかけています。試しに田中さんで検索してみましたが、きちんと2枚ヒット。英数字での検索ももちろん可能です。また、外出先ではiPhoneもしくはiPadでEvernoteにアクセスすれば見られますし、もちろんWEB上のEvernoteにアクセスしても良いでしょう。


余談ですが、万が一のバックアップとしてGoogle Driveにも保存してあります。この利点はバックアップになることと、Gmailの検索ボックスから探したい名刺を検索できることです。

ということで、2回に分けましたが、大体このような感じで名刺管理を行なってます。とりあえず100枚前後の名刺で作業を行ないましたが、大凡1時間で終了しました。いろいろ試しながらやっていたので、慣れれば半分くらいの時間で出来ると思います。

  



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ScanSnap S1500とEvernoteで名刺管理 #1
ScanSnap S1500とEvernoteで名刺管理 #2

Tuesday, July 17, 2012

ScanSnap S1500とEvernoteで名刺管理 #1 / Business Card Management #1

ScanSnap S1500Evernoteで名刺管理


少し放っておくとすぐに大量に溜まる名刺。一昔前なら名刺をクルクル回して見つけるローロデックスが有名だった。これはこれでアナログチックで良いのだけど、今の時代にはもっと良い物がある。


ということで、私が行なっているScanSnap S1500Evernoteを組み合わせて、いつでもどこでも必要な名刺を簡単に検索できる方法をブログします。なお、ScanSnap S1500には同梱の名刺専用アプリケーション『名刺ファイリングOCR』があるのですが、如何せんファイルをローカルに保存するので、今回は使っていません。また、Evernote以外のクラウドサービスでも良いのですが、後述のとおり、Evernote自体がiPhoneと非常に相性が良く、OSやモバイルなどの環境に依存すること無く非常に使用しやすいので、Evernoteにしました。


ScanSnap S1500を使った名刺管理の目的
ScanSnap S1500Evernoteで名刺を管理する目的は幾つかあります。
  • 物理的な名刺の破棄: 愛読書から子供の保育園の書類まで、とにかく机から紙という紙を無くす作業の一環。
  • データベース化: 社名や苗字などで用意に検索出来るようにデータベース化。
  • 極力簡単な作業: 従来の名刺管理ソフトのように、スキャンして個別情報は手入力というのは避けたいところ。枚数が少ないうちは良いのだけど、大規模カンファレンスの後などは、打ち込む作業だけで膨大な時間を費やしてしまう。
  • いつでもどこでも検索可能: ローカルPCにデータベースを置いては、外出先などからアクセスすることが出来ないため、クラウドを使って特定のOSや機種に依存しないユニバーサルアクセスを構築。
クラウドサービスには幾つかあり、Google Docs (Drive)やDropboxなどでも試してみたのですが、iPhoneからのアクセスが最も容易で、月間アップロード容量が無料アカウントでも60MBと十分かつクラウド容量の上限を気にしなくても良いEvernoteScanSnap S1500の組み合わせで作業を行います。名刺データベース化の作業手順は以下のとおり。
  1. 名刺のスキャン: 機械的に両面スキャンするだけ。面倒なのでファイル名も修正しない。ファイル名で検索する時代は一昔前のこと。
  2. Adobe AcrobatにてOCR: 複数の場合はバッチ処理で。
  3. Evernoteに保存: ドラッグ&ドロップ。全てアップロードされたら元データは削除。
なお、何回かテストした結果、Adobe AcrobatのOCR精度がScanSnap S1500純正よりも高精度で有ることが分かったので、個人的にはAdobe AcrobatによるOCRを推奨しますが、いずれ僅かな差なので気にならないという場合は、ScanSnap Managerの設定で『検索可能なPDFにする』をチェックすれば上記の2.は不要となります。さらにこの場合『アプリ選択』でEvernoteを選択すれば、スキャン終了後ファイルをダイレクトにEvernoteに放り込めるので更に作業が楽になります。


準備: ScanSnapの設定
別に面倒な事はなく、これさえ終われば後はAcrobatとEvernoteで名刺管理可能です。まず、ScanSnapのScanSnap Managerの、設定ページ > 読み取り設定 > 新しい読み取り設定、 をクリックして適当な名前を付けて保存。次に、各項目を以下のように設定。
  • アプリ選択:  Adobe Acrobat読み込み完了に自動で起動しますが、もちろん手動で起動してもOK。
  • 保存先: 任意
    いずれローカルデータは削除するのでデスクトップで良いかと。
  • 読み取りモード: 以下のように設定。OCRの精度を確保したいので少し高精細側に振っておく。また、オプション内の項目は白紙ページ削除以外のチェックボックスは全てOFF推奨。


  • ファイル形式: PDF
    前述のとおりOCRはScanSnapに装備されたOCRエンジンも使用可能ですが、何回かテストした結果、Adobe AcrobatのOCR精度がScanSnap純正よりも高精度で有ることが分かっているので、ここではチェックを外しておきます。ただ、枚数が多い初期の読み込み作業時などは、大量のファイルをまとめてバッチ処理出来るので、アクロバットを推奨します。


  • ファイル形式のオプション(重要): 以下のように2ページで一つのPDFを作るようチェックを入れる。すると、裏表を読み込んだスキャンスナップが名刺1枚ごとに1つのPDFファイルを作成し保存してくれます。

  • 原稿: 原稿サイズは自動。超音波による重なり検出もON。
  • ファイルサイズ:
    幾つかのファイルで検証の結果、ファイル圧縮率は2が最適。
これで、ScanSnap Managerの準備は完了。後は名刺を読み込むだけ。名刺の表裏と読み込む向きに注意してスキャンをすれば、後は勝手に名刺の枚数分だけのPDFのファイルが作成保存されます。さて、次はAdobe Acrobatでの作業。

  



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Friday, February 3, 2012

OCR編2: 富士通スキャンスナップS1500とプラス PK-513L #6 / FUJITSU Scansnap S1500 and PLUS PK-513L #6

OCR編 その2
スキャン後のドキュメントはAcrobatでOCRをかけているのですが、マンガにかけるとたまに暴走します。ページの回転はまだ良いのですが、まれに画像が壊れます。例えばこれが元のページですが…

OCR後には下のような感じでページ下部の左右が入れ替わってしまいました。ただし、これがOCRによるものなのか、スキャン時に発生したものなのかは確証がありません。

同様に、このページは色がおかしくなり、訳のわからない事に。


この他にも、漫画でよくある斜めの文字などにOCRををかけるとAcrobatが気を利かせて勝手にページを回転させてしまいます。テキスト書類だと回転してくれたほうが見やすいですが、漫画では一切不要ですし、設定でこれを止める事は出来ません。上のようになってしまうと、元原稿を再度スキャンするしかないので、マンガや画像が多い本はOCRをかけるべきではありません。


   



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Monday, February 14, 2011

OCR編1: 富士通スキャンスナップS1500とプラス PK-513L #4 / FUJITSU Scansnap S1500 and PLUS PK-513L #4

OCR編 その1

スキャンしたPDFファイルにアドビのアクロバットでOCRをかけて、テキストを認識させます。これによって、PDFファイルにOCR機能で認識されたテキストが透明なテキストレイヤーとしてPDFに追加されて、検索が容易になります。Scansnap ManagerによるOCR作業も可能ですが、スキャン毎にOCRをするので、時間がもったいないことからAdobe Acrobatにて行います。Acrobatだと例えば夜中にOCRを複数のファイルにまとめてかけるといったような事も可能です。

下はアドビのHPからの参照ですが、アクロバットはOCR作業を行う際に同時に圧縮をかけてファイルサイズを小さくする事が出来ます。これによって劇的にファイルサイズが小さくなるようですが、自分の場合はファイルサイズよりも画質優先なのでこの機能は外します。この他、OCRをかけた後のファイルを区別して別名で保存などの機能もあります。





まず、Acrobat Xのツール>テキスト認識>複数のファイル内からOCR処理をかけたいファイルを選択します。


出力オプションを設定。OCR処理後のファイルを別名で保存したり、適当にリネームすることも可能です。


ここで、PDFの出力形式を『検索可能な画像』とした場合は、ダウンサンプルのレートを選択します。この選択によって、ファイルのサイズが劇的に変わりますが、画像も多少荒くなったり、たまに暴走して文字や画が歪んだりする事もあります。私の場合は必要でない限り非圧縮にしてます。


後は必要によってAcrobatで目次を付けます。Acrobatで閲覧する場合は非常に便利なこの目次の機能ですが、非常に面倒ですしファイルをAcrobatで閲覧しない人には全く不要です。


   



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