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エクスパンシス

Wednesday, October 22, 2014

AirMacユーティリティをOSX 10.9以降で使う方法 / AirPort Utility 5.6.1 for OS X 10.9 or Higher

AirMac Express


その昔、インドネシアのオフィスでNokia E61を使っていた頃の話だが、オフィスでも宿舎でもLANケーブルはあるもののWiFi環境が無かったため、E61のパケット代をセーブする目的で購入したAirPort Express。日本に帰ってきて気付いたのだが、国内ではAirMac Expressという名前で流通しているようだ。

で、このAirMac Expressだが、出番は少なくなったものの、コンパクトで電源ケーブルも不要、繋げばMacもXperiaもすぐWiFiに繋げられることから出張先などでは必ずカバンに入っている不動のエースである。個人的には大幅なデザイン変更を行った現行モデルも、この初代AirMac Expressのデザインと機能性は超えてないと思う。

そんな不動のエースに昨日も久しぶりの登板機会がやってきた。前回使用時は既存の無線LANの拡張子機として使っていたが、今回は新規のWiFiベースステーションとして使う予定だったので、予め我が家で設定しておくことにした。最近はもうMacBookなど持ちあることは滅多になくなったのだ。


AirMacユーティリティ



しかしここで大問題が。現行のAirMacユーティリティであるVer. 6.0が、いつのまにか初代AirMac Expressのサポートを終了してやがる。鳴り物入りで新機能や新ハードウェアを提唱しつつ、少し古くなったり本流から逸れだすと、有無を言わさずバッサリと切るAppleらしいやり方だが、いくらなんでもこれは酷い。初期型AirMac ExpressでもWEP2はサポートしており、セキュリティー上の問題もない。使用頻度の低い出張用WiFiベースステーションを新たに買う気もサラサラないし、むしろ気に入っている。よって何とかこのまま使いたいためググってみると、やっぱり同じようにAirMac Expressを使いたい人がいて、その対処法もしっかりとした記載がありまずは一安心。


事前作業が非常に面倒…

Appleのフォーラムページの"Airport Utility 5.6 in Mavericks"内で最終解決方法が示されており、基本的にはこれに従って手を動かせば無事5.6が使えることは分かった。備忘録代わりのコピペを下に乗せておく。

(以下引用)
基本的にはやっていることは同じかと思うのですが、下記もご参考までに。

こちらのサイトからは加工済みのアプリケーション(スクリプト)がダウンロードできるのですが、二次配布はライセンスの問題がありますし第三者のサイトからアプリケーションをダウンロードするのはセキュリティのリスクも伴うのでこれらのサイトを参考に自炊する方法を極力わかりやすくまとめてみました。もっとスマートな方法があるかもしれませんがよければどうぞ。
#くどいですが、利用は自己責任でお願いします。

1) デスクトップに作業用として tmp という名前のフォルダを作成

2) Mac OS X Lion 用の AirMac ユーティリティ 5.6 から /Applications/Utilities/AirPort Utility 5.6.app のみを Pacifist 3.2(古いバージョンだとMavericksでエラーが出るのでアップデートを忘れずに)を使って tmp フォルダに抽出 (Extract to…) する(インストールはしない)

3) OS X Mountain Lion アップデート v10.8.5 から /System/Library/PrivateFrameworks/Apple80211.framework/Versions/A/Apple80211 のみをPacifist 3.2を使って tmp フォルダに抽出

4) AppleScript エディタを立ち上げ下記の内容をコピー

set aFile to quoted form of POSIX path of (path to resource "Apple80211")
set aApp to quoted form of POSIX path of (path to resource "AirPort Utility 5.6.app")
do shell script "DYLD_INSERT_LIBRARIES=" & aFile & " " & aApp & "/Contents/MacOS/'AirPort Utility 5.6'"

5) tmp フォルダにアプリケーションとして保存

6) 保存したアプリケーションを右クリック>パッケージの内容を表示、Contents>Resources フォルダを開く

7) Resources フォルダ内に抽出した AirPort Utility 5.6.app と Apple80211 をコピー

これで、AirPort Utility 5.6(AirMac ユーティリティ 5.6) をOS X Mavericksで立ち上げるためのランチャーが出来上がりです。後は適当な場所にコピーしてご利用ください。
(以上引用)

スゲェ…。出来る人ってこういう人のことを言うんだな。しかし、最初の数行を読んだだけで既にギブアップした人もいるかもしれない。そんな人には、このやり方を更にスクリーンショット満載で手取り足取り教えてくれるブログがあるのだ。これを読んで出来ない人は多分いない、というくらい懇切丁寧。

どんぶらこDESIGN: OSX 10.9でAirMacユーティリティ5.6を使えるようにする方法

しかし、それでもまだ面倒だな…という、私のような人は、前述のフォーラムにあったAirPort Utility 5.6.1 on OS X 10.9 Mavericks | Corey J. Mahlerから件のスクリプトをDLして使ってみればよいかと。


まとめ

Mac OS X 10.9でも10.10でも、AirMacユーティリティを使って初代AirMac Expressの設定変更をすることは可能。ご利用は自己責任で。


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